その4 個人サロンの強み
~大手ではできないこと~
エステティック業界で開業するサロンの85%が個人経営によるものです。それだけ個人で店を出しやすいということですが、生き残るためには特色、独自色を打ち出していかなければ生き残れないでしょう。開業したら「オリジナリティの勝負」です。あなたのサロンならではの強みを作りましょう。
大手のサロンの場合、たいてい店はホテルやテナントなどの中にあり、内装・外装ともにリッチで贅沢な造りです。メニューは高めのコースを中心としたものが多く、その中からお客様に選んでいただいて、その後定期的に通っていただくようになります。初めてのお客様はこんなものかな…とお思いになるかもわかりませんが、微妙に欲しているものと違うケアだと思っても一度コースが開始すればそれに沿って進んでしまうため、口を挟む余地はありません。
しかし、個人の店の場合、お客様がわがままを言いやすい環境にあるといえます。
逆にそのわがままを受け止めてあげることができるのが個人店の強みです。
ではここで、自分の店の特色は何か、強みは何か書き出してみましょう。
「40代のアンチエイジング」なのか「アロマの講座付きリンパマッサージ」なのか「ヨガも習えるサロン」なのか。あなたの持っているスキルを考えて、他店より優位にたてるものを選びましょう。
施術以外でも考えてみましょう。「お客様に喜んでいただきたい!私なら、こうやってお客様を喜ばせてあげられる」。そう思えるものを接客に、サービスに、有意義な情報とともに活かしましょう。