その9 記憶にとどめてもらう方法
~お客様に「体験」していただく~
五感を刺激する
心地よい音楽、アロマの香り、スパでの温浴…。感覚的に気持ちがいいと感じたものは記憶に残りやすくなっているものです。
実際に脳科学的にみても、五感のうち働かせる感覚器官が多ければ多いほど、その記憶は強化され、長期間記憶されやすいといわれています。この機能を利用して五感に訴える情報発信を試みてみましょう。
例えば、ヨガ教室。気持ちのよい曲を流し、アロマの香りをくゆらせながら、ヨガポーズを体感。体操が終わったら季節の果物がたっぷり入ったデザートを食せば、視覚、聴覚、触角、嗅覚、味覚の五感がすべて入っているので、かなり心に残る体験となるでしょう。
美容講座にしても、アロマの香りのするハンドクリームを塗りながら、ハーブティーや紅茶片手にセミナーを開いたとしたらいかがでしょうか? ただ説明を聞くよりも、記憶に残りやすいと思いませんか?
教室や講座は一方的に話すだけではなく、できるだけ参加された方々が体験していただけるようなものを用意すると、周りの方と談笑したり、リラックスできて、より楽しい時間を過ごしていただけます。
〜第5章〜 もっとサロンを知ってもらう方法。新規客をリピートにする方法