その10 ブランディングの力
~売上がグングンアップする秘訣~
ブランディングをしたおかげでそれまで赤字続きだった店がどんどん売上を伸ばし、売上が以前の2倍、3倍にもなったという例があります。
あるサロンオーナーは毎月の赤字に途方に暮れていました。頑張っても頑張っても売上は伸びず、赤字が続き、その上貯金まで使いきっていました。それでも最後のあがきにとマーケティングセミナーに参加することにしました。苦しいながらもそのセミナー講師にコンサルティングもお願いし、具体的にどうすればよいのか相談することにしました。オーナーは講師の指示を守ろうと、いわれたことはきちんとこなすようにしました。すると、ある日、取材依頼が舞い込んできました。雑誌にその記事が掲載されるとお客様がどんどん増えました。これまでどおりの一辺倒のやり方はやめて、お客様それぞれに合った方法を提案していくようにすると、さらに売上は伸びていきました。すると、取材の依頼がさらに来るようになりました。同時に始めた講座やセミナーも好評で、地域の市民講座の講師依頼がきたり、多方面から引き合いが来るようになりました。売上は倍増どころか3倍にもなっていました。
そのオーナーが勉強したマーケティングとは「ブランディング」のことでした。
その当時、サロン経営者でブランディングを実行する人は少なかったこともあり、半年間という短期間で売上を2倍、3倍にもすることができました。ブランディングをするとしないとではサロンの存続に関わるような差が生まれかねないのです。
ブランディングを実行する上で、気を付けなければならないことがあります。とてもシンプルなものです。
①プラス思考・・・
赤字続きで「このままだと店はつぶれる」ではなくて「こんなに苦しいならほかの店も苦しいはず。同じ方法でダメなら何か別の方法で違いを出せばよいのかな」。常に前向きな気持ちを持つことで現状打破できるはずです。思いきった方向転換が功を奏するかもしれません。
②これと思ったらどんどん動いてみる・・・
まずは挑戦。躊躇していては始まりません。セミナーに参加することも、参加した後で実行に移すこともすべては行動力! これなくして新しいことはできません。
③素直になる・・・
たとえばセミナーに参加して、「これは素晴らしい!」と思ったら講師を信じて講師の言ったとおり、すぐ実行に移しましょう。この素直さが大きな力、原動力となります。