その5 「先生と呼ばれるための重要ポイント
~ビフォー/アフターで魅せる施術の技~

美容のプロ、美容の先生と呼ばれるようになったらお客様から信頼されている証拠です。なぜなら「先生」は敬意を表す言葉だからです。ふつう先生と呼ばれるのは学校の先生、医者、弁護士、議員などの教育者や国家資格を持つような職業に就いている人々です。エステティシャンは国家資格は必要ありませんが、お客様が「いつもこの人は私の健康と美を考えてくれる、美しくなるためのアドバイスをくれる素晴らしい人!」と思えれば、尊敬の念を込めて自然と「○○先生」と呼びたくなるはずです。

エステサロンにおいて尊敬される人になるためには具体的にどうすればいいのでしょうか?
ポイントを一つあげるのであれば、それは、施術前と施術後とでお客様が「自分は変わった、キレイになった」と認識できるようにしてさしあげることです。施術中の気持ちよさや癒しはあって当たり前。それ以上にお客様が求めているのは施術前よりも自分はキレイになれたかどうか、若返ったかどうか、です。前後の違いをはっきりと認識することができれば、思わず興奮して喜んでもらえるはずです。感動すればするほどあなたのことを尊敬し、信頼してくれるでしょう。
ただ中にはあまり気付かないお客様もいらっしゃいます。そのために、施術前に写真を撮っておいて施術後の写真と見比べてもらいましょう。お客様の携帯カメラを拝借して、ビフォー・アフターを見ていただくのも一つの方法です。

ほかには、無料もしくは有料の講座(教室)を開きましょう。店以外の外部のセミナーや講座の講師を務めれば、顔を知っていただくチャンスはもっと広がります。また、地域の講師依頼などは積極的に受け入れると、最初から「講師の先生」というイメージが定着しやすくなります。
また、WEBや雑誌などで常にアドバイスするような立場で「美や健康についての記事を書き、発信していきましょう。知識も身に付き、先生としての力がつきます。
と答える割合が、男性よりも高いことがわかりました。