その6 施設と手を組む
~意外と煩わしい同業者との共同事業~

個人でお店を出すのは大変です。そのため、友人のエステティシャンと共同で店を立ち上げる人がいます。同業同士、よくわかりあえると思って始めるのですが、投資は折半にできても、その後の売上や働きに対する考え方、価値観などの違いから、決裂してしまうケースが少なくありません。それならいっそのこと、異業種間で組むのはいかがでしょうか。サロン経営者が異業種や施設運営者などと手を組むのです。
最近では温泉施設やスポーツクラブ、ホテルなどにもエステサロンが併設されています。お客様はどちらかの利用目的で来店されますが、もう一方の店の販促が可能になるため、双方にとって互いの存在がメリットとなります。施設運営者が広告を打てば自然にサロンへ集客できるため、販促費用も少なく抑えられます。
また、一人で開業するより開業資金などが抑えられた分、料金設定を安くすることができ、お客様にもご案内しやすくなります。お客様にとってもお得な情報がいろいろ入ってくるので、メリットといえるでしょう。

併設が考えられる施設例

○SPA・温泉施設
○スポーツクラブ・ジム
○ホテル
○ネイルサロン
○美容院

ただし、施設運営者に店の存在価値(利用者が増えていること)を実感してもらえなければいい関係は続かないでしょう。売上が悪ければ、契約更新をしてもらえないこともありますので、お互いがwinwinでいられるように積極的に販促に協力したり、連携して集客UPを目指しましょう。